活版アートのチカラ展
雨で予定が流れてしまいヒマな週末をぼんやりと過ごしているところへ、ちんまり隊の片割れから活版アートのチカラ展に行かないか、とのメールが入る。会場はなんと台東区鳥越、ウチのちょう近所ではないか。てなわけで、じゃんじゃか降りの雨に少々ヤラレつつ、行ってきた。

会場はおもいっきりわたくしの生活テリトリーであった。こじんまりしたいくつかの会場、どこもたくさんの人で賑わっていた。やっぱり活版印刷のあの味わいは素敵だなあとおもう。なんか名刺とか作りたくなっちゃった。

あゆみさんが活版印刷に興味を持つきっかけとなったという「つるぎ堂」さんのブースのある第3会場はお蕎麦屋さんの上。つるぎ堂のタダヨウヘイさんは、その味わい深い作品の雰囲気からも感じられるように、とてもおもしろい方であった。「しっくりくる違和感」て、すごくいいなぁ。あゆみさんに便乗していろいろお話が聞けてよかった。なまけものとおばあさんのバースデーカード、いつかわたしもどこかで手に入れるぞ、と決意して会場を後にした。

浅草橋に出てお茶して、ウチの近所でもんじゃ食べて、土砂降りの雨でずぶ濡れになってしまったけど、たのしい1日であった。
Posted by petite-tomo | 2011-05-29 22:06 | 好き | 1 Comment
先日のレイ・ハラカミとユザーンのライブで聞いた「川越ランデヴー」は、川越にあるごぼう屋のことを歌った楽曲である。エッセイのような語り口で、きんぴらに特化した牛蒡専門店とその店主のおじいさんとの何気ないやりとりが、ハラカミの音とユザーンのタブラのリズムにのせて描かれる。このごぼう屋が、なんと実在するというではないか。コリャ行かねばなるまい。本日のちんまり隊は、この「斉藤牛蒡店」を訪れ、ゴボウを買い、きんぴらを作って食べようではないか、の旅である。

東武東上線川越市駅に集合し、まずは小江戸と呼ばれる川越をお散歩。蔵造りの古い街並みは、たくさんの人で賑わっている。人もすごく多いしわりと車が頻繁に通るのでなかなかじっくり写真を撮るというかんじでもなく、目についたお店をのぞきつつぶらぶら歩く。

R0014655「まちかん」という刃物屋さんに入る。店内ではご主人と思しき男性や若い青年が包丁を研いでいる。砥石について質問すると、とても丁寧にこたえてくれた。石にはロマンがあるのだ。わかるなぁ。そして、その研いだ包丁の切れ味を試させてもらえることに。

R0014640これが、すんごい体験であった。わたしが普段家で使っている包丁はなんなんでしょうか、ていう。試し切りに用意された大根に刃をあて、スッと引く。その感触たるや、今まで味わったことのない、なんともいえないものなのだ。スッ。恍惚。切り方というのは大事なもので、スッと引いて切った切り口と、トン、と上から押すように切った切り口ではその触った感触がまるでちがうのだ。滑らかな切り口に、おもわず声を上げてしまう。すごい。7つもの工程を経て研がれた包丁そのものも、端正で美しい。いやもう、なんだか深い感動を味わった。刃物スゴい。

さらにぶらぶら。ちょっと路地を入ったところに、なんとも魅力的な縁側があるではないか。見れば無料休憩所とあって、そこに座る人々はかなり寛いでいる。よし、われらちんまり隊も休憩させていただこう。

F3000806寄り添うように生えたたけのこに大いに食いつき撮りまくる。さらに庭の奥にいくと、ニャンコが数匹いるではないか。和服を着た家主らしき男性にネコたちの説明を聞くなどし、のんびり眠るニャンコを撮りまくった。とてもかわいいニャンコたちであった。

菓子屋横町でちょこっと買い食いをし、ちいさなカフェちっくなところで喉を潤し、いよいよ本日の目的地である斉藤牛蒡店へ。しかし、ふと不安がよぎる。お店は不定休。今日は日曜日、観光客相手のお店ともおもえないし、もしかしたら休みかもしれない・・・。

R0014841しかしそれは杞憂であった。路地を曲がったその場所に、朱い幟がはためくのが見えた時、ふたりはおもわず歓声をあげた。「きんぴら」と書かれた幟と、おなじく暖簾。曲中で描かれるように、店頭にはショーケースが4つ並んでいる。ちんまり隊はその前で記念撮影をし、200円のきんぴら用の切ごぼうとにんじんのセットを手に取り店内へ。

R0014866店内はこぢんまりとしており、奥のほうには YouTube で見た映像とおなじ作業場の光景。そして、優しい物腰のおじいさんが現れる。代金を払うと、お店の隅にハラカミとユザーンの載った雑誌が置いてあることに気付く。おじいさんにファンなのですか? と問われ、そうだと答えると、どこから来たの? 遠くからありがとう、と、ごぼう茶をオマケしてくれた。しばし会話しつつ、一緒に記念撮影させていただく。とても優しくて素敵なおじいさんであった。ちんまり隊がお店にいる間、普通に地元の人がごぼうやきんぴらを買いに来ていた。斉藤牛蒡店は、まさにきんぴらに特化したごぼう専門店であった。いつまでもそこに佇んでいてほしいものだ。

ふたたび歩き、珈琲店でお茶をし、そして(実家に)帰宅。川越ランデヴーの主人公がそうしたように、わたしも母上に「これできんぴら作って」とお願いする。曲中では母親に「あんたこんな皮剥いて切ってあるごぼうなんか買ってきてどうするの。香りも何もかも飛んじゃってるわよきっと。だいたい今うちにごぼういっぱいあるのよ。自分できんぴらでもなんでも勝手に作りなさい」と叱られていたが、我が母はべつに叱りはしないだろうとおもっていた。しかし、真空パックされた切ごぼうを差し出すと、「何これ、だめだよこんなの」と言う。やはりこういう加工されたものには抵抗があるのだろうか。気持ちはわからんでもないのだが、「まあそう言わずに、おねがい」と頼み、とにかく作ってもらった。

そして夕食の食卓に上ったきんぴら。たいへんおいしゅうございました。
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Posted by petite-tomo | 2011-05-15 22:25 | 放浪記 | 1 Comment
印刷博物館内にある印刷の家では、活版印刷を使ったワークショップが開催されている。ここで活版印刷の体験ができるということで、ちんまり隊は激しい風雨をものともせず出かけて行った。

R0013977ちんまり隊を含む5名の参加者でワークショップははじまった。お姉さんの説明を聞きつつ、さっそくやってみる。一面に文字の並んだ棚から活字をひろっていく。これを文選というんだけど、このひろうの専門の職人さんがいるらしい。すごい専門だ。後で実際にやってるところを見せてもらったんだけど、すごい速い。さすがである。

R0013956そして文字を組む。
わたしが印刷する文字列は・・・

「ちんまり隊」である(笑)。

ああもうこの文字が並んでるだけでちょうかわいい。

R0013944こんな機械で印刷する。
まるいところにインクがのってて、レバーを押すとローラーがその上を走って版にインクが塗られるという仕組み。

R0013993そしてできたちんまり隊一筆箋。
カワイすぎる!

というわけで、ものの 30分ほどだったけどたいへん楽しい活版印刷体験であった。その後常設展と企画展「空海からのおくりもの」もみて、印刷博物館を後にした。外はあいかわらず雨風強かったけど、神楽坂まで歩く。いつもは休日は激混みだというカフェ、天気が悪いからかすんなり入れた。軽くごはんを食べ、帰ってきた。今日のちんまり隊も実りある活動であった。
Posted by petite-tomo | 2011-04-23 22:19 | 好き | 1 Comment
ちんまり隊えー、告知するタイミングを伺っていたところそのままになってしまっていたのですが、実は、ちんまり隊公式サイトがひっそりとオープンしております。
http://chimmaritai.com/
あゆみさんが「ちんまり隊の年表みたいなの作りたくない? サイト作ったらいいかなあ」とちらっと言ったのを受け、わたくし暇人なもんで先走ってせっせとこしらえてしまったのね。さらに競馬による収益金で(あゆみさんありがとう!)ドメインまで取得してしまったと、まあこういうわけですね。

自分で眺めてはニヤニヤしてるだけで大いに満足だったんだけど、まあせっかくなので皆様にもご覧いただければとおもい、ここに記す次第であります。これからもちんまり隊の歴史をすこしずつ積み上げ、時折そのちいさな足跡を振り返っては思い出を懐かしみながらお茶でもすすっていきたいとおもいます。
Posted by petite-tomo | 2011-03-22 20:40 | つくったよ | 4 Comments
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予定されていたお達者クラブの集いが流れてしまったので、ちんまり隊の片割れを誘って先週行けなかった庭園美術館へ。20世紀のポスター[タイポグラフィー] - デザインのちから・文字のちからである。

タイポグラフィに焦点を当て、時代の流れとともに変遷していく20世紀を代表するポスターを集めた展示。わたしはタイポグラフィ、ことミニマルなデザインが好き。もう80年も前のデザインが、今みてもクールなんだからすごいなあと。演奏会のポスターなんかもあって、今クラシックの演奏会なんかにいくと大量にもらうビラ、どれも同じようなのが多いけど、こんなシンプルなのだったら逆に目立つし、イマジネーションかきたてていいんじゃないの、なんておもったり。文字は情報を伝えるとともに、見た目の印象を左右する大きなデザイン要素であることを改めて認識した。

展示を観た後は庭園をちょろっと散策して、ゆっくりお茶して帰ってきた。帰りの山手線はいつもどおり3分おきにやってきて、乗ってみるとずいぶん空いているように感じた。休みの日はこんなもんなのかな。何にしろ、普通に過ごせることがありがたいなあとおもった。いい気分転換になった休日。
Posted by petite-tomo | 2011-03-19 21:33 | 好き | Add Comments
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