三島由紀夫レター教室
ここ半月ほどたてつづけに某作家の長編をいくつか読んでいて、いろいろ思うところもあり哀しくなったりしょんぼりしたりしつつもおもしろく読めてはいたんだけど、いいかげんウンザリしてきたので全然違うのが読みたい!てなワケで、かなり前から積んであった「三島由紀夫レター教室」。
5人の登場人物がやり取りする手紙で話はすすんでいくだけど、いろんな人間模様が伺えてかなりおもしろい。40年以上も前の作品なのに、そのユーモアは過去のものじゃないかんじ。すごいなぁ。ごいっしょにおやすみになりたいてw ゴキブリと栗とかw あと、若さを失っていく真っ最中である身としてはちくりと胸を刺す一節もちょこちょこ(笑)。三島の作品てこんなにくだけたものもあるんだね。
この本はいちおう文例集としても使える、みたいなことになってるらしいけど、「肉体的な愛の申し込み」だの、「愛を裏切った男への脅迫状」だの、「借金の申し込み」だの、「心中を誘う手紙」だの、あまり実生活に役に立ちそうもない話が多いんだけど、「英文の手紙を書くコツ」ってのはなるほどなぁといたく感心した。あんまり機会ないけど、もしあったら実践してみよう。
なんだか誰かに手紙を書きたい気分になった。
突然手紙を送ったら、あなたは困るかしら?